2022年6月の配当 と 雑感
- 2022/07/02
- 10:47

2022年6月の配当です。税引き後手取りで871,385円となりました。1ヵ月の受取配当額としては過去最高となっています。税引き前では、1,084,844円です。セミリタイアを想定した場合は、総合課税で源泉徴収された金額を取り戻しますので、むしろこちらの数字の方が大切となります。2010年からの累積配当です。今年も手取り配当金額は過去最高を更新することは間違いなさそうです。受取配当額の増加は、配当を再投資することにより株数...
あらた、加藤産業、へ新規投資
- 2022/06/25
- 08:12

日用品卸商社のあらた、食品卸商社の加藤産業へそれぞれ100株ずつ新規投資を実施しました。あらた、はここ数年は株価が下落傾向にありましたが、業績が好調であることや連続増配により配当利回りが高くなってきていることもあって、バリュエーションの観点から投資に値する株価水準になってきていると感じています。生活必需品を取り扱っていることから業績は堅調を維持しています。配当方針は「配当につきましては、安定配当を考...
相場の荒波を乗り越えるために投資入門者に知っておいて欲しいこと
- 2022/06/18
- 06:52
日経平均株価はここ1週間で2,000円程、率にして7%強の下落となりました。拙著の読者は、この程度の下落相場では退場させられることなくこれまで通りの投資を続けているものと固く信じていますが、ここ最近、株式投資を始めた初心者の方は不安に思われているかもしれません。株式投資では、相場が堅調で皆が意気揚々と投資をしている時には株価はその価値を超えて上昇してしまっており、新たに投資するには危険な状況となります。...
銘柄入れ替えを実施(SMFGを買い増し、パイロット・ライオンを売却) と 相場雑感
- 2022/06/11
- 06:49

銘柄入れ替えを実施しました。6/9(木) 三井住友FG100株買い、パイロット100株売り6/10(金) 三井住友FG100株買い、ライオン100株売り目下のところ、経済的自立(年間の配当キャッシュフローが年間支出を上回る状態)を目指してポートフォリオの再構築中です。低い配当、増配の伸びが悪い銘柄から高配当、増配が期待できる銘柄へ組み替えています。株式投資を楽しみながら長く続けるという観点からは、パイロットやライオン...
2022年5月の配当 と 相場雑感
- 2022/06/04
- 07:39

2022年5月の配当です。基本的には2月権利の銘柄となりますので、優良企業かつ高配当で長期保有できそうな銘柄が少ないため、配当は少なくなってしまいます。少しマニアックな銘柄ですが、岡谷鋼機の配当利回りは3%程度まで上昇したら受取配当月の分散のために投資してもよいかなとか選択肢の一つとして考えています。ただ、ここの経営陣からは株価を上げるという意志が感じられず、配当性向も超低空飛行ですので、チャンスがある...
株式投資の未来
投資で一番大切な20の教え
千年投資の公理
バビロンの大富豪
投資の本ではありませんが、資産形成のエッセンスが詰まっており、万人にとって有益な本だと思います。特に株式投資をするに当たって種銭を貯めたい人は必読の書と言ってもいいかもしれません。要点は、「黄金の七つの知恵」と「五つの黄金法則」からなります。黄金の七つの知恵第一の知恵→財布を太らせることから始めよう。第二の知恵→自分の欲求と必要経費とを混同するべからず。第三の知恵→貯めた資金は寝かさずに増やすべき。第四の知恵→損失という災難から貴重な財産を死守すべき。第五の知恵→自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ。第六の知恵→将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし。第七の知恵→明確な目的に向かって自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心をもって行動すべし。五つの黄金法則。一、将来の資産と家計の財産を築くため、最低でも収入の十分の一を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう。
二、貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれるだろう。三、黄金の扱いに長けた人々の忠告のもとに黄金を投資するような慎重な主人であれば、黄金はその保護のもとから逃げはしないだろう。四、自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げてゆくだろう。五、あり得ないような莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の魅惑的な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間からは、黄金は逃げてゆくことだろう。ポイントは所得の十分の一を貯蓄にまわして、熟慮をもって投資をおこなうということかと思います。資産形成に近道はありませんが、堅実な生活と着実な投資により、一歩ずつゴールに近づくことができると考えています。
敗者のゲーム
全体をとおして株式市場は自分だけが大勝ちできるという都合のいいものではないこと、長期投資の重要性を説いています。長期投資家にとって必読の一冊であることはもちろんですが、これから株を始めようとする人こそ本書をとおし見識を深めていただいて、市場の餌食になることを避けてもらいたいと思います。「 時代は変わった。しかし、「マーケットに勝つ」ための古い手法は効かなくなったが、新しいアプローチがある。それは、日々のポートフォリオ業務よりも、明確な長期投資政策を重視することである。高いリターンを得るには、ある程度、市場水準以上のリスクを取らねばならない。株式投資をするということである。ポートフォリオの最適な資産ミックスは、自分の置かれた経済的・精神的条件の下で、長期間維持できる最大の株式を組み込むことである。マーケットは短期的には大きく変動するが、長期的な変動は緩やかである。このことを理解しておけば、多少の変動にはびくつかないですみ、あくまでも長期的な投資目的達成に専念できる。要は、投資家にとって最大の武器である「時間」を十二分に活用することである。株価がある程度下がるのは、日常茶飯事のことと割り切った方がよい。マーケットは日々変動する。また、インフレによって資産価値も少しずつ減り続ける。しかし重要なのは「大きく負けないこと」である。「問題自体の中身を十分に把握できれば、解決策は自ずとついてくる」とはよく言われるところだ。ただそれ以上に、難しい問題の解決策はしばしば、「問題の設定自体を考え直す」ことから生まれる。そうした観点から、私の努力は、市場に勝とうという虚しい努力を続ける「敗者のゲーム」から、長期資産配分と運用基本政策の確立・堅持という「勝者のゲーム」へと移っていった。」
ウォール街のランダム・ウォーカー
株式投資の基本的なことから、応用までこの一冊で網羅されています。行動ファイナンスや効率的市場仮説という言葉を知ったのもこの本がきっかけでした。株価は短期的には需給に、長期的にはバリュエーションにさや寄せされていくと考えていますが、株式に対しての考え方の土台を作ってくれる本かと思います。
テンプルトン卿の流儀
「強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち、楽観とともに成熟し、陶酔のなかで消えてゆく。悲観の極みは最高の買い時であり、楽観の極みは最高の売り時である」相場格言として有名なこの言葉はジョン・テンプルトン卿のものです。
新賢明なる投資家
何よりもまず、防衛的投資家なら、インデックスファンドをコア(核)としていったん恒久的な自動売買システムでポートフォリオを組んでしまえば、市場に関するどんな質問にも、「知らないよ。そんなことどうでもいいさ」と、最も力強く答えることができるはずだ。債権は株よりも高いパフォーマンスを上げるだろうかと尋ねられても、「知らないよ。そんなことどうでもいいさ」と答えればいいのだ-何しろ、あなたはその両方を自動売買しているのだから。ヘルスケア株のせいでハイテク株はさえなくなるだろうか?「知らないよ。そんなことどうでもいいさ」-あなたはその両方を恒久的に保有しているのだから。第二のマイクロソフトは?「知らないよ。そんなのどうでもいいさ」-十分に成長して保有できるようになればインデックスファンドが保有してくれるので、それについて行けばいいのだから。来年は外国株が米国株に勝つだろうか?「知らないよ。そんなことどうでもいいさ」-もし勝てばその儲けを手にできるし、もし負けてもさらに安値で買い増すことができるのだから。自動売買システムに乗せたポートフォリオを組めば、「知らないよ。そんなことどうでもいいさ」と言うことができるし、金融市場の今後の心配-そして他人の妄想-からも解放される。将来のことをいかに知らないかを知ることに加え、自分の無知を受け入れることが防衛的投資家の最強の武器なのである。